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マダムけいちゃんでございます。

私の故郷相馬市は地震と津波で

甚大な被害に遭いました。

追って福島原発の爆発で放射能被爆のおそれで

福島県外に避難する人が大勢います。

従兄弟のひろ子ちゃんも被爆を恐れて

山形県に家族で避難していました。

親類総勢１０人以上、

始めは旅館に泊まっていましたが

何日も旅館は経済的に苦しいです。

そこで今度は、

避難家族を受け入れてくれる避難所さがし

しかし、どこの避難所もいっぱいでした。

ガソリンも底をつき、

受け入れしてくれる所を探すのも大変でした。

山形市の避難所が

ひろ子ちゃん家族を受け入れてくれた時は

本当に助かりました。

山形の人々は、避難しているみんなを

手厚くもてなしてくれました。

あったかいご飯に、

体育館は床暖房設備で夜は助かりました。

その避難所に１週間ほど避難していましたが

福島原発がいっこうに収まる気配は見えません

ひろ子ちゃん一家は

乳飲み子を抱えた娘夫婦を残して

また相馬に帰ってきました。

職場は津波に流されてしまいました。

相馬に帰っても仕事はありません。

ひろ子ちゃんは、

避難所の炊き出しの手伝いに行きました。

自衛隊がご飯をたいて、

おにぎりを握るのです。

今までお世話になったので、恩返し。

沢山のおにぎりを握って、

みんなを慰めました。

職場を失って将来を悲観してしまいます、

でも、みんなのために働いていていると忘れられるよ。

被災地では、まだまだ災害は続いています。

早い復興を望みます。